コロナ対策 換気量計算まとめ

コロナの影響により、換気を追加したいとのお問い合わせが増えております。

ここでは換気の必要量の計算をまとめていきます。

・まず基準となる換気量満たしているのか計算してみましょう

https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/guide/support/knowledge/detail_01.html

わかりやすいのは三菱電機さんのサイトです。

やはり多いのは事務所ですので事務所を参考に進めていきます。

1.事務所の部屋の広さを測ります。

例:横5m 縦4mの場合

5×4で20㎡になります。

2.一人当たりの専有面積から在室人数を算出する

事務所ですので、5㎡にひとりになります。

20㎡/5㎡=4人

実際に20㎡に4人の事務所はあまりないかもしれません。もう少し多いのが実際です。

3.必要換気量を計算する

4×20(一人当たりの必要換気量)=必要換気量80立米/hになります。

*一人当たりの換気量の20立米は、普通作業程度の場合の数値の目安です

ですので必要な換気扇はVD-15ZVX5-C このあたりになります。

こちらの計算はあくまで最低の換気量になります。

まず、このぐらいの換気量が現状で満たされているのかを確認しましょう。

・床面積当たりの必要換気量

もう少し簡単ですが、換気量に余裕をもたせた計算式もあります

三菱電機さんの同じサイトから床面積当たりの必要換気量に基づく方法とあります

こちらは単純に用途に応じての定数を面積にかけるだけです

例:事務所(一般)の場合 7.2立米/㎡・時間

20㎡の部屋の場合は

20×7.2=144立米

これで終わりです。

簡単ですが、先ほどの数値より大きくなっています。

どちらにせよ事務所の場合は換気扇は三菱電機さんは150立米からのラインナップですので機種は変わりません。

以上ですが、コロナ対策として、まずは2番目の計算方法程度はあるとよいと思われます。

これ以上はあまり換気を増やすと空調の負荷も検討していかないといけないので、ロスナイ等の導入を考える必要があります。